精油入りのドッグソープはどうして作っていないのですか?

柔軟剤・シャボンっぽい香りで石鹸作って下さい。

ここではお客様から頂く事が多いご質問や香りのリクエストについて記載しています。

 

省略しますと、
合成香料は人を含む全ての生き物に害にしかならないので使用していません。
精油入りは全犬種・どの子にでもOKを出せないので現在はありません。
半数致死量を計算する為の体重・健康状態、好み等の個体差を知り計る必要があります。
死ななくてもダメージが蓄積してしまう可能性を考慮しています。

 

精油の良い作用を正しく使用するには、正しい使い方が必要です。

精油のように濃縮されている物をわんちゃんに使う時は、
高品質で無農薬の精油・様々な観点からの考察・量のコントロールが必要であると考えています。

 

より詳しい理由は続きをお読みください。


 

精油入り石鹸の作り方

精油は主に水蒸気蒸留法・溶剤・圧搾・高圧抽出法等で抽出されます。

有名なハーブのラベンダー。

品種で違いもありますが、約1kgのラベンダーから約7mlの精油が取れます。

油分が少ないハーブはもっと沢山の量が必要となります。

精油は性質上浸透性・揮発性が高く、石鹸に香りを付ける場合、ある程度乾燥工程で飛びます。

 

コールドプロセス製法の1kgの石鹸にラベンダーの香りを付ける場合は一般的に約30~50mlの精油を入れて製造されます。

30mlを一瓶入れた場合は約4.3kgのハーブから抽出された精油が

50ml入れた場合は約7.1kgのハーブから抽出された精油が入っている事になります。

 

ある程度の香りは揮発しますが、残っている精油も多いので香りがする石鹸が作れます。

洗った対象に洗浄後香りを残す場合は50ml等の多くの精油を入れ、皮膚に浸透・付着させる必要があります。

これで贅沢なシャンプー後に良い香りがする石鹸の出来上がりです。

 

インフューズドオイルで作る石鹸は精油と比べ遥かに少量のハーブで香りを出すことが出来ますが、
精油と香りが異なり、圧倒的な濃度の差と成分的にも違いがあります。

 


皮膚組織

犬の皮膚・表皮はとても薄く、人間の粘膜に厚さが近くパッド以外の場所に汗腺がありません。

通常は皮毛をアポクリン汗腺からロウ、エステル化脂肪酸等を分泌して保護しています。

 

人間による成分吸収は、普通の皮膚よりも粘膜から体内に吸収させるほうが早く多い事が解っています。
(例:座薬、アルコール等)

 

犬の皮膚は薄く厚さは人間の粘膜に近い事から、精油入りの石鹸で洗った場合、人間と比べ犬には多くの精油が浸透していると考えます。

わんちゃんの大きさ、泡立て方、溶かして使う場合等色々な方法でドッグソープは使用されています。

使用方法の好みもありますので、一回のシャンプーでどの位の精油が吸収されているのか測りかねます。

 

目安としてシャンプー後香りが強く残っている程、わんちゃんの皮毛に吸収されていると思います。

 


どうしてもシャンプーに精油を使いたい場合

泡立てるバケツや洗面器に1滴、わんちゃんに使える安全な精油を入れて石鹸をよく泡立てて下さい。

わんちゃんが顔を背けたりする場合、その精油は使わないほうが良いと思うのでまずはティッシュに垂らして香りに興味を示すか観察してみましょう。

 


精油の好み

自分に合った精油の香りはとても心地が良く、種類により様々な作用がじんわりとあります。

 

リラックスであったり
沈んだ気持ちに働きかけたり
血圧が上がったり
便秘に良かったり

様々です。

 

そして上記の正反対に働くハーブもあります。

例外もありますが、香りが好きだったり心地よく感じるハーブには、自分に必要な何かが含まれていると考えています。

 

例えば私の場合、好きな香りはユーカリグロブルス、ウィンターグリーン、ローズマリーやミントです。

 

調べてみると、共通点は気分をクリアにしたり、やる気を起こさせる効果がある事が分かりました。

全てにではありませんが血圧を上げる、抗炎症、気管に良さそうな効果等もありました。

 

これらのハーブを好むのは私の体質が慢性肩コリの気管が弱いアレルギー体質の低血圧だからかもしれません。

逆に不快に感じる香りはハッピーな感じなしに気分を落ち着かせる・血圧を下げる精油でした。

 


 

犬の精油の好み

 

現在2匹のビションフリーゼ(ノルテ♂ボナ♀)を飼っていて2匹とも好みが違います。


ノルテ
は少量のマンダリンを除く、精油入りの物が大嫌いです。
ボナは殆どの精油の香りに興味が有ります。

 

好みを簡単に判断する基準は次の通りです。

好きな時:

香り・空気中をペロペロする
香りの元に寄ってくる
付いた所を舐める

 

嫌いな時:

付いた所をソファーやベッドに擦り付ける
手に付いたらすぐに物凄い勢いで掘る動作をする
香りの元から顔を背ける・逃げる

 

他に生い立ち・普段食べている物・食に対する貪欲さ等、
考慮すべき点があるので上記の理由だけで100%の答えとは言えません。

 


 

愛犬達の好きには訳がある

 

ノルテはブリーダーさんの売れ残り。
ボナはペットショップの売れ残りです。
2匹とも繁殖には不向きな遺伝性の欠点と言われている個体差が有ります。

里親・保護犬も沢山お話を聞いたりしたのですが、良くない所に騙されそうになったり、連絡がなかったり、ご縁に恵まれませんでした以下省略。

 

ノルテは兄弟と売れ残っていたので、寂しい環境ではありませんでしたが
家に来てから(ボナを飼い始めるまで)は兄弟に会えなくなり寂しん坊になってしまいました。
食にはうるさく、なんでも食べてはくれません。

少しのお留守番でも「ぼくの人生終わった」・動かない状態となり
好きな物でも食べたり飲んだりしなくなる
鏡に映る自分の姿が兄弟に見えるのか、毎日悲しそうに泣いていました。

 

そんな理由からなのか、寂しさから開放された現在でもノルテは不安に良いとされている少量のマンダリンは好みます。
精油と異なり、ラベンダーを除くインフューズドオイルの犬肌石鹸は大好きです。

 

 

ボナは家族になる前、あまり構って貰えず、適量の半分の味のないご飯と自分の体型には小さすぎるクレート生活を送っていました。

食には貪欲でなんでも舐めるし食べようとする
立ち姿は低いクレートの形
みんなの関心を一人占めしたい

ボナはそんな子でした。

 

この様な背景からか、心身ともに満たされている今でも殆どの精油に興味があります。
しかし精油入りのケア用品を使う時、自分だけが膝の上に乗り、構って貰える特別感が好きなだけかもしれないので
100%精油が好きであるとは断言出来ません。

ティッシュに少量精油を付けた物を置いておいても、軽く嗅ぎますがその後無関心なので判断しかねます。

 

長くなりましたが、精油のように濃縮されている物をわんちゃんに使う時は

様々な観点から考察と量のコントロールが必要だと考えています。

 

犬に使える精油の種類・量は人間より圧倒的に少ないことも記しておきます。

 


自分・愛犬・家族に何を付けているのかを学びに

 

精油って何が入っているんだろう?

こんな時は何が良いんだろう?

皮膚から何が浸透しているんだろう?

 

正しい精油の取り入れ方・メディカルアロマや
アブソリュート系の精油を肌に付けても良いと言っていない協会を推奨しています。

 

わんちゃんへの使用方法・種類・成分等、詳しく学んで

安全・適切にわんちゃんの状態に合わせたアロマを取り入れた愛犬生活を楽しんで下さい。

 

NPO JMAA 

特定非営利活動法人日本メディカルアロマテラピー協会では人用・ペット用と受講出来るコースが色々あります。

健草医学舎

ニセ・混ぜ物が多い精油業界ですが、プラナロム社精油正規日本輸入代理店では製品分析で安全性と成分を検査し販売しています。
成分表が付いてきますので、詳しく精油の内容を知ることも出来ます。